アレルギーがある人も、ヴィーガン・ベジタリアンの人も、誰でも安心して選べるお菓子の実現を求める署名の全文です。
日頃より、多くの方に愛されるお菓子を製造してくださりありがとうございます。私たちは、原材料の見直しをお願いしたく、この手紙を書いています。
現在、多くの人気スナック菓子には、鶏がらパウダーやミルクパウダーをはじめとする動物性原料、また調味料(アミノ酸等)、着色料、香料、保存料などの添加物が多用されています。これらは味や保存性を高める一方で、次のような課題があります。
日本では、卵・乳・小麦・えび・かに・そば・落花生・くるみの8品目が表示義務のある「特定原材料」、鶏肉・豚肉・牛肉・さけ・さばなど20品目が表示推奨の「特定原材料に準ずるもの」として、国が公式にリスクを認識しています。今回お願いするチキンパウダー・ミルクパウダー不使用の選択肢は、この中でも特に影響の大きい品目に対応するものです。
発起人である私、山本和奈が住むドイツでは、多くのお菓子が【ビーガン・ベジタリアン】対応しています。ポテトチップスやクッキー、飴やグミの多くの動物性原料が少しづつ植物性で代用されています。そうすることにより、ビーガン用・アレルギー対応用など分けるのではなく、一つの商品が誰に手を取られても大丈夫な状況を作れます。それだけではなく、動物性原料を植物性原料に変えていくことにより、初めは少しかもしれませんが、犠牲になる動物達が少しだけ減るのではないでしょうか。
これは消費者への配慮であると同時に、成長市場への対応でもあると考えています。国内のプラントベース食品市場は2021年の約340億円から2025年には約730億円まで拡大すると予測されており、世界のプラントベース食品・飲料市場も2031年には1,664億米ドル規模に成長すると見込まれています。さらに、日本を訪れるベジタリアン・ヴィーガンの外国人旅行者は年間145万人から190万人、飲食費にして450億円から600億円規模の市場を形成しています。国内のヴィーガン・ベジタリアン人口(推定2.4%)と合わせると、決して小さな機会ではありません。
アレルギーがある人も、ヴィーガン・ベジタリアンの人も、安心してお菓子を選べる社会は、食の多様性に対応することでもあり、国内外での商品価値向上と新たな市場機会の獲得にもつながると考えます。ご検討のほど、よろしくお願いいたします。
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